[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
レッスン日。
ツェルニーはまだ3,5番を続けている。
手首がまだ硬い。
来週から新たに9番も追加になった。
つい先日、ツェルニー50番のおわりのほうの曲ってどんな?と思いチラリと譜面みてみたら、
なんだか、面白い・・・
なんていうのか、、こういう曲想って、、ベタっていうか、、なんというか、昔のピアノっていうか。
その古臭さの漂うのがいいです。
また、一旦通して弾けるようになると爽快感があります。
チェルニー、結構気に入っています。
は嫌いだったけれどね~。
ヘンデルのソナタ。
きょうは第一楽章のソナタ形式について基本のアナリーゼを教えてもらいました。
このソナタ形式というのはイタリアでよく弾かれていた例えばスカルラッティなどの古典から
ショパンあたりまで継承されている大切な骨格となっているのだそう。
古典ソナタ形式というのは、よくまとまっていて、人間の生理的な感覚にも自然にマッチするような
心地よいものだっていう説明に、納得。
最近ベートーベンのソナタを聞いてみて、ああ、気持ちいいなぁと思ったことがあったから。
このソナタ形式、時代がすすむほどに各構成部のコントラストが大きくなっていくのだそうです。
このように継承され続けた古典ソナタ形式に革命をもたらしたのがリストのロ短調ソナタだそうで、
はじめて、一楽章のみ、その一楽章にテーマが5つとか、入ってくる構造なんだそう。
おもしろいお話を聞く事ができました。
今の先生はこういうことも教えて下さるのでありがたいです。
ゴーリー君はまだ上がらない・・・
ゴリウオークの姿を見てみたい!と思いネットで検索しました。
黒人のお人形。
そして写真をみると、少しイメージがわきました。
そうか、、ズンダ、ズンダ、でいいんだな・・。
ケークウオークのほうも調べてみないとなぁ。
まだまだわたしがやっているのは、足りない、この曲のイメージ、作曲家の意図したイメージに程遠い、
「遠慮がちな」「抑えた」演奏なのだそうです。
まだ音楽と距離をとっている。
確かに。
技術の不確かさへの不安と、注意しながら弾いてしまう事。
それがブレーキになってしまって、、
これを突き破れないとだめなのよねぇ、、、
一度自分の顔も一緒にデジカメで演奏を録画してみなよ、と言われた。
表情がちっとも音楽と一緒に乗っていないから、
自分がどんな顔で弾いているかをみれば、勉強になるよと。
うわぁ~、なんだか想像できてしまう、、、見たくない、、
カチンコチンになって、
ちっともおもしろくない演奏になっているんだろうなぁ。
来週からはシンフォ二アも追加になる予定。
センセ「楽譜はもってるの?」
きたーーーー!!!!
フランス人の、、、「昨日しゃべったことを今日はすっかり忘れている」習性(?)
ひぃぃぃ~~
人の話し聞いていないというか、注意していないというか、、
この前、日本で買いました、と言って楽譜を持っていってみせたじゃない!
センセ、それを自分で手にとってぱらぱらめくって「この版でも使えそうですね、ところどころ他の版と比較して直す必要はありますが」「でもこの版も興味深いですね、他の生徒にも見せたいからコピーとってもいいかな」
と自分でおっしゃったんですけど~~。
まあ、生徒のレッスン進度をちゃんと把握してくださっているんだから、それで充分いいんですけどね。
Schumann:
Allegro op.8
Kreisleriana op.16
Chopin:
Prelude op.45
Ballade No.2 op.38
2 Nocturnes op.27
Scherzo No.3 op.39
Polonaise No.6 op.53 "Heroic"
アンコール
ショパン・雨だれのプレリュード
エチュード「革命」
バラード1番
リスト・ 超絶技巧練習曲10番
ショパン・子守唄
家に、日曜日のシャンペンが残っていたので、気は抜けておりましたが、前祝いに一杯浴びてゆきました。
お腹がすくだろうと、生ハムとオリーブもむしゃむしゃ頬張っていざ、シャトレ座へ!!
今回のコンサートの後味は、思ったよりもずっとスッキリとしていました。
昨年のコンサートがかなり消耗したので、この日も、少し心配だったのです。
月曜日は自分がなにやら鬱々していたんですよね。気分がすぐれないというか。
だからポリーニのコンサートに向かう気力があるのかどうか、不安でしたが、、、
その心配をよそに、コンサートの後味はまったく、すっきり。
今年のコンサートは、
華麗な、
ゴージャスな、
そしてエレガントな
演奏会でした。
プログラムによってこうも変るものなんですね。
昨年のリストロ短調ソナタは、それはもう、ヘビーでした。
あまりにもドラマチックで感情を揺さぶられ過ぎ、ぐしゃぐしゃに泣きました。
そのあとも1週間くらいは、まるで恋煩いのような気分で
他のピアノなどまったく聴く気が起きませんでした。
リストのせいですね。
きっと、ロ短調ソナタが壮大すぎるのですね。
シューマンは普段まったく自分から聞く事のない作曲家です。
まあ、なんと美しく、左手が鳴るのでしょうね、、、
まるで、コーラスを聴いているようでした。
ポリーニが鍵盤に手を置くやいなや、あのピアノの蓋の開いた、箱のなかから、
オーケストラや合唱隊がとび出てくるかのようです。
クライスレリアーナの最後のほうでは、
まさにゴージャスな、ポリーニ音響が堪能できました。
シューマンって、、、とても情熱的なんですね。
幕間の休憩にはじめてバーに行って見ました。
ポリーニにもう一度乾杯!ということで、
今度こそは気の抜けていないシャンペンを頂きました。
この夜は、1番よい席を買っていました。
この席だと、バーもすぐそばです。
こうして少しバーのあたりをウロウロしていると、なかなか綺麗な彫刻の飾りが沢山してある、素敵な建物なんだなぁと発見。(今更です・・・)
シャンペンをのんで顔を赤くして、いい気分。
いい気分のまま、さあ、ショパンです!
ショパン
このプレリュードは、わたしが日本で持っている楽譜の、最後に載っているプレリュードで、25番としてあったような。
雰囲気だけ、ちょろりと弾いてみたりして知っていたのですが、きちんとした演奏で聞くのは初めてでした。
ポリーニ王の演奏で聞けるなんて、うれしゅうございます。感激でございます。
スケルツォではこの3番が1番好きなのです。だから、嬉しかった。
夜想曲はほんとうにしっとりと静かに歌い、美しかったです。
バラード2番、あの激流に入る前までの、静かに長々と続く和音のメロディーですが、
こうしてポリーニ王の演奏を聞いていると、
モノトーン??となりがちのようなこの部分が実は、
ものすごく饒舌に沢山のことを語っているのだなぁと、思えました。
激流部分はさすがのゴージャスな大音響でした。
こりゃ難しそうだなぁ・・・。手が4本ないと弾けないんじゃないの??と思うほど
すごく沢山のメロディー、和音の層が感じられましたが、、、
ポリーニは2本の手で弾いているのですよね。(当たりまえじゃ!!)
英雄ポロネーズ。
なんだか、すごいものを聞きました。
あの、オクターブの左手ユニゾン??
あれ、凄かったですよ。
ドドドドドドドドドドドド・・・・・・・・・・・・・・!!!!!
っとね、大波かなにかがうねりながら押し寄せてくるかのようでした。
黄金の轟音音響が会場に鳴り響きました。キラキラキラと。
今夜のマエストロは、とても体調がよいのでしょうか、気分がよかったのでしょうか、
なかなかのサービスをしてくださいました。
こんなに沢山のアンコールを聞いたのは、初めてです。
しかし、、、、バラード1番。
これは、以前にも一度聞いた事がありますが、、やっぱり、、、これだけは、違和感を感じる。
わたしがオカシイのかな???
なんだか、ものすごいスピードで通り過ぎるような気がするんですよ。
まるでそうそう、ポルシェでエンジン全開で通り過ぎるみたいな・・・
なんだか、息をつく暇がないみたいな。。。
はれーーーーー??とっている間にもう、ずんずん進んでいきますから。
わたしがトロイから、余計にそう感じるのでしょうか・・・。
ポリーニ王、お願いです、もう少しだけ、庶民にもわかるように速度を落としてくださいまし、、、。
リストの10番。
いやーーーこの曲はいいですよねぇ。
(って多分10番だと思いますが・汗)
リストになると途端にに同じ華麗でも、「劇的」なものになります。
やっぱりこれメインでやられちゃうと、、、揺さぶられすぎて消耗するんだろうなぁ。
やはりこのあたりでももう聴衆、興奮しています。
このあたりからもう会場総立ちで、
ポリーニに狂ってます。
皆、「もう一度!もう一度!」とアンコールをせがみます。
最後に子守唄、美しい音の粒をキラキラと聴かせて下さいました。
会場はほぼ全席満員でした。そのほぼ全席が総立ちになってあちらこちらからブラボーをキチガイのようにみなさん叫んいました。
ポリーニは、とってもにこやかなんです。
色々な席をぐるりと見回して、コンタクトとっておられます。
そして、反応がよいのです。
にこやかに聴衆に応じているんです。
とっても可愛いです。
親しみやすそうなお人柄が感じられる瞬間です。
今年のシャトレ座は、舞台裾へのドアが、普通に、舞台のはじにありました。
昨年などは、黒い壁にドアがあって、演奏家が聴衆に背中をむけて楽屋へ入っていったのですが、
やはり、あのヘンな設定は、、、工事中かなにかだったのでしょう。
来年はパリには来ないんだなぁ。
調べてみたらウィーンやイタリアやロンドンでは沢山プロジェクトがあるのに、
なんでパリだけ、、、
一度、ポリーニ王のノーノなど現代曲も聞いてみたいなぁ。。。
マエストロ、お元気なお姿で変らずのゴージャスな演奏をありがとうございました!!!
まだまだまだまだまだーーーーーーーーわたしたち聴衆のために、お元気で活躍してください!