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大人のピアノ学習者です。 2006年1月より現在の先生に就いて基礎のやり直しを中心にレッスン受講を再開しました。
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昨晩BShi にて、「サウンド・オブ・ミュージック マリアが語る一家の物語」を見ました。

サウンド・オブ・ミュージックはもっとも好きな映画のひとつです。

はじめて見たのは、小学生のとき、テレビで。
当時はビデオもなかったので、何度もすぐには見るというわけにはいかたかったけれど
中学のときに映画館で上映したので、見に行きました。

また同じ頃に、映画のサウンド・トラック版レコードをプレゼントしてもらい、以来レコードといっしょに映画の数々の歌を毎日のように歌っていました。
歌を歌うと、自分も映画の中の大家族の一員になったかのような、楽しい気分になったものです。

映画が伝えてくれたのは、トラップファミリーの団結した家族愛、音楽の楽しさ、オーストリアの美しいアルプスの山々。

映画は家族がナチスから逃れて山を越え亡命したところで終わりますが、実際のフォン・トラップ一家はアメリカに渡り、コーラスの演奏活動を行い、バーモント州に故郷オーストリアにとてもよく似た景色を見出し土地を買い、ロッジを建てて酪農なども行いながら、ロッジの経営をはじめました。
今でも、フォン・トラップ一家の一人が経営を続けているそうです。

その、バーモントのロッジに、千住真理子が訪れてフォン・トラップ一家の次女マリア(現在92歳)にインタビューをしたものが、この番組でした。

鮮やかな草を思わせる綺麗な緑色のチロリアン風カーディガンに、同じチロル風の刺繍の入った白いブラウスを着たマリアが、92歳とは思えない快活な語り口で一家の歴史を語ってくれました。

映画では一家の執事がナチスに密告していましたが、実際あの執事は、ナチス党だったのですが、密かに一家を救ったそうなのです。
「国境が閉鎖される前にアメリカへ行く機会があるのならば、亡命してください」と。
また、「わたしはあなた方のことを報告しなければいけないので、ダイニングでは決して政治の話をしないでください」と。

また、映画では叔父さんが一家の才能を見出して音楽祭に出場させますが、実際には神父さんが音楽の指導をしたそうです。

そのいきさつは、世界恐慌のおりに一家の銀行が破産して全財産を失い、絶望の淵にいた折り、マリアが一家の屋敷に礼拝堂を作り使用人を解雇して数ある屋敷の部屋を神学生に貸し出したそうです。
その部屋を借りたひとの一人がその神父さんで、グレゴリオ聖歌を学んだ音楽家でもあったそうなのです。

オーストリアでは貴族であった一家が、全財産を失い、屋敷を貸して生計を立てる、その後一家のコーラスが評価されてアメリカのエージェントからお誘いがあったのをきっかけにアメリカへ亡命する。
アメリカでの生活は、おこずかいをもてないほどの貧乏だったそうです。
しかし貧乏な生活に文句も言わず、一家の好きな音楽を一生懸命に演奏し、歌い、アメリカ中をバスで演奏旅行しながら大佐とその妻マリア、子供達は全員で力を合わせて協力し合いながら異国の地アメリカで生きた。
一家では普段の生活において、一人一人の特技を生かした役目が与えられていたそうです。
この番組に出ていた次女マリアは編み物担当、家族の靴下などをせっせと編んだそうです。
一家の合い言葉は「一人はみんなのために、みんなは一人のために」。

はじめこのフォン・トラップ一家に家庭教師として訪れたマリアは、その後フォン・トラップ大佐の25歳年下の妻となり、自身の子供も3人もうけ、かつ7兄弟、9人の子供達の母を務めながら、勇気のある決断力とアイデアで数々の窮地を凌いで一家を支えてきたそうです。

現在のバーモントのロッジには、大佐とマリアのお墓もあり、夏にはタングルウッドのように高原で音楽祭を開いているそうです。

そして、そのバーモントのトラップ・ファミリー・ロッジの敷地内に、この番組でインタビューを受けていた次女マリアのロッジもあります。

彼女は40代でパプア・ニューギニアに宣教活動にいき、将来教育の仕事に携わりたい、と希望する現地の子供を82歳のときに養子に迎えたそうです。
番組では成人したと思われるその養子の彼が登場しました。
養母の世話をしながら、養母の謙虚さ、などを日々学んでいるそうです。

次女マリアの快活なしゃべり口、よく笑う、その明るさ、そして、どんな困難な出来事にもその都度受け入れて一生懸命に立ち向かってきた、ということがよく伝わってくる言葉の数々にとても心を打たれました。

サウンド・オブ・ミュージックは多くの人々に愛され続けている映画だと思いますが、このフォン・トラップファミリーの家族愛や勇気に皆心を打たれるからではないでしょうか。
また、もちろんミュージカルとしてもほぼ全曲がヒットした優秀な作品でもあります。

この家族が、今でも実在して、アメリカの亡命地でロッジの経営を続けている、という事実は、ファンにとってはたまらなく嬉しいことだと思います。

もちろん、わたしも、いつかこのロッジに行ってみたい!!!そう思っています。
そして、ザルツブルグのサウンド・オブ・ミュージックツアーにも参加してみたい・・
それは、ファンにとっての夢です。

映画に出演した俳優達も、まるでこのフォン・トラップファミリーのようにとても仲が良く、いまだに親交を続けているのだそうですね。
わたしなどは、この俳優達の、下の子たちくらいの世代ですよ。
なんだかすごく嬉しいです。。。(笑)
同世代で人生を生きているんだなぁ。
遠い世界のようで、心にはとても近い世界。
こういう映画の思い出があるって、幸せなことだと思います。


この番組の司会を担当した千住真理子さんも同世代ですね。
中学か高校のときだったか、日本音楽コンクールで優勝してとても話題になりました。
美人(なのか???)の慶応学生、ということでも話題になったと思います。

その彼女が、番組の最後に、お兄様(千住明さんとおっしゃるそうです)の作品だというバイオリンの曲を披露してくれました。

お祖父様が亡くなったときに、兄上が初めて作曲した作品だそうです。
ご本人は人前で披露するようなものではない、とおっしゃったそうですが、千住真理子さんにとっては家族を想う、とても心にしみる曲である、ということで、披露されました。

美しいメロディーでしたが、なによりも、千住真理子さんの演奏は、心の底から訴えてくるような家族への想い、人間の想いに溢れていて、とても心打たれました。
感動的な演奏でした。




ところで・・・
この番組、是非とも録画したかったのですが、、
なんと、実家ではつい先日、録画のDVDを取り替えてしまったところだったのです!
テレビをデジタル対応のものに切り替えて、DVDもブルーレイという高画質のものにしたのです。
それで、まだ取説を全く読んでいなかったわたし、、DVDが扱えないのであります・・(涙)
これからゆっくり扱い方を覚えていかなければなりませんが、、、
すごい複雑そうで、、(←メカオンチ)不安です。

でも、年末~新年には録画したい番組が色々あるので、絶対に間に合わせます!

ちなみにこのブルーレイというのは、対応機器でないと再生できないそうですが、
もちろんパリのDVDは対応しておりません。
でも、通常のDVD対応モードでも録画できるそうなので、二通りに焼くつもりです。

また、昔のビデオテープからブルーレイに落として焼くこともできるそうで、
昔懐かしのビデオをすこしずつ、DVDに保存してゆきたいと思っています。


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