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大人のピアノ学習者です。 2006年1月より現在の先生に就いて基礎のやり直しを中心にレッスン受講を再開しました。
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この日のお目当ては、ピエール・ローラン・エマールのピアノで、メシアンの「異国の鳥たち」

その他には、指揮者の作品と、エリオットカーターとかいう作曲家の作品。
プログラムは以下のとおりです。

Elliott Carter
Three Occasions

George Benjamin
Duet for Piano and orchestrafor

Olivier Messiaen
Oiseaux exotiques

George Benjamin
Ringed by the flat horizon

Orchestre Philharmonique de Radio France
George Benjamin : direction
Pierre-Laurent Aimard : piano



結構早めにシャンゼリゼ劇場に着いて、券を切る場所へ。

と、ここで気付く。

なんだか、他のひとたちの券の色が、わたしのとは違う。

差し出された手に、券を渡そうとした瞬間、券に印刷された文字が目に入った。

        SALLE PLAYEL

        プレイエル劇場


 
わたし、劇場を間違えた。。。

券きりの人に「劇場間違えてしまったわ・・
と言ってシャンゼリゼ劇場を出る・・

この時点で、「もう、メシアンは聞き逃してしまうだろう」とがっくりです。
あーもうバカバカバカ
すっかりシャンゼリゼ劇場だと、信じ込んでいた。なんでーー??

まとめて買った券をひとつの箱にいれて日付順にしまってあります。
そのなかに、シャンゼリゼ劇場のものもあって、すっかりきょうがそうだという思い込み!!をしたまま
ろくに券を見ずに家をでたのでした・・・


しかし、あと15分ほど時間は残っていました。
なので、とにかくタクシーに乗り込み、プレイエル劇場へ!!


そうしたらなんと!間に合いましたよ!信じられん、嬉しい!

シャンゼリゼ劇場もプレイエル劇場もまあ、近いといえば近い。
同じシャンゼリゼ界隈地区だし、もちろん歩くとそれなりの距離はあるのですが。


こんなボケから始まりましたが、

コンサートはとてもよかったです。

ベンジャミン(指揮者)も、ピアニストのエマールも、両氏ともに、在りし日のメシアンの直接の弟子だったんですね。
そして、メシアンの奥さんにも師事している。


そんなベンジャミンの作品ですが(ピアニストでもあるらしい)
なんだかホラー映画が似合いそうな気がしてなりませんでした

それでも、カーターとやらの曲といいベンジャミンといい、聞いていて飽きない心地のよさもありました。

しかし!
ここでメシアン登場です。

「異国の鳥たち」はこの日初めてききました。

メシアンは多大な種類の鳥の声を聞き分けそれを音にスケッチしたそうです。

日本にも来たことがあり、その折には軽井沢の鳥の声もスケッチしたそうです。

わたしが聞いたことがあったのは「鳥たちの目覚め」
CDですが、エマールのピアノです。
これがものすごく心地よくて、キレイで楽しくて。

だから今回初めて生で鳥シリーズを聞くのを楽しみにしていました。


さて、今夜の「異国の鳥たち」

いやーーーーーとっても素敵でした!!!
もうもう、キレイだし、沢山の鳥たちが大合唱しているようなザワメキ。なんて、生き生きとしてユーモアもあって楽しくて、そして美しい音たち!

カーターだとかベンジャミンだとか、を聞いたあとにきくメシアン、やはり、メシアンは出色です!桁違いにいい!
凄い作曲家だったんだなぁ・・・ぴかぴか(新しい)


ピアノのエマールも、素敵だった。弾く姿がこれまた、とてもカッコよくて、 なんだかモダン作品を弾く姿っていうのは、クラシック作品とはまたちがう体の動きがあるものですね。

わたしの席は1番上の上の上にあって、天井についている照明機材とほぼ変らない高さにありました。 (安い席だから)

ステージをそこから見下ろしていると、ちょっと高所恐怖症の気が出てくるんですね。
足がすくんでくる。
ちょっと怖いよー、眩暈がしてくる。。。

しかし、メシアンきいたあとは、アドレナリンが出た?!
すっかり恐怖症が引っ込んでいました。


さいごのトリの曲はまたもやベンジャミン。

お・・・
メシアンの後にもってくるとは、いい度胸じゃないの。師匠を差し置いて・・(違?)

トリといえばメシアンじゃないの。。。なんてオヤジギャグが頭に浮んかびつつ聞いたコンサートプログラム最後のベンジャミン。

やっぱり、、わたしにはホラー映画が浮んでくるのよね。。。


またいつか、メシアンの鳥シリーズをぜひ、生で聞きたいです。
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ARTEで
by トミ子 | HP | 2008/12/14 11:14 | EDIT
スノウさん、コンバンハ!
カキコご無沙汰しています。

今年はメシアン生誕100年記念の年で、特に母国フランスではたくさんの演奏会があったようですね。

今日(14日・日曜)の午後7時からArteで、メシアンのトゥランガリーラ・シンフォニーが放送されるようですよ!
10月にプレイエル劇場で行われたコンサートの録画だそうです。
私は、この曲を知らないのですが、ピアノとオンド・マルトノも登場するようで、興味津々です。
明日は仕事なので、時間的に間に合うかぎりぎりのところですが、できるだけ早く帰って見たいと思っています。
スノウさんももしご興味・お時間がありましたら・・・と思い、差し出がましくもお知らせさせていただきました。

それにしても「プレイエル劇場」なんてうっとり・・・ショパン先生もゆかりのある劇場なのでしょうか・・・。

URL:(下に入れてます)http://www.arte.tv/fr/programmes/242,day=2,dayPeriod=evening,week=51,year=2008.html
Re:ARTEで
2008/12/14 20:24
トミ子さん、こんにちは♪

忙しいこの時季に、カキコどうもありがとうございます~

おおーARTEで今夜ですか!その曲は知らないですが、聞いてみたいです!
情報ありがとうございます
最近ARTEもずっと見ていませんでした。

プレイエル劇場、ショパン、話には聞いたことありましたが、??と思い、
調べてみたら、やはり当時ショパンが演奏したところは、場所が違うところにあったそうです。

ショパン当時はサロン・プレイエルと呼ばれていた、もっとコンパクトな作りの建物のようです。
現代のサル・プレイエルは、立地も全く別の地区にあり、大ホールですから、ショパンの面影は全くない、といえます。

検索してでてきたピティナのこの記事がすごくおもしろいのでアドレス載せておきますね。
オペラ座などのボックス席が貴族たちの世襲制だったとか、いろいろ、
へぇーーーと、新発見でおもしろいです♪


http://www.piano.or.jp/report/prs_cpn/007_2.html


寒い日が続いていますのでご家族みなさまとも、風邪には気をつけてお過ごしくださいね
す、スノウさんったら
by ペンネ | 2008/12/14 11:44 | EDIT
スノウさん、こんにちは!

もう、スノウさんったらぁ!いやん、劇場違いとは!
いやしかし、気付かれた時はどんなにか焦られたことでしょう。お察しします。でも、間に合って良かったですね!

私はメシアンには非常に疎いのですが、スノウさんのレポを拝見していたら、聴きたくてたまらなくなってきました。
今まではメシアン=超難解っていうイメージがちがちでした。
まずCDを探してみます。

そうかぁ、100年祭なのかぁ。だからあちこちでメシアン・イベントが行なわれているんですね。なるほど納得・・・って無知すぎです私(汗)。
Re:す、スノウさんったら
2008/12/14 20:42
ペンネさん、こんにちは♪

そ、そうなんですよーーわたしったら~トホホ・・
気付いた時は、ゼツボウしました
でも、気を取り直して移動してよかったです。
あれがシャトレ座などだったら・・場所が離れているので完全に諦めていたことと思います。
メシアンが聞けて、よかった・・

そうなんです、メシアン、お勧めです!
他の曲はどうかわかりませんが、
この鳥シリーズはもう、ほんとに楽しめるんですよ。
ピアノ協奏曲ですしね。

「鳥たちのめざめ」は自分の感覚からすると、ちょっと癒し系というか、ずっと聞いていたくなるような心地よさがあって、
コンサートできいた「異国のとりたち」は、すっごく楽しいです。
キツツキの音もそこかしこにして、鳥たちがあちらこちらからピーピーワーワー、木琴が大活躍していました

メシアン生誕100年祭ももうすぐ終りますねぇ、、
なんだかメシアンもだんだんと近代、クラシックに移ってゆくのかなぁって、、
超現代曲に比べるとまだ音楽らしいっていうか、、
美しいっっていう、キレイさが伝わるんですよね、、

ペンネさん、サロコンまで、風邪などひかぬよう、頑張ってくださいね
観ました
by トミ子 | HP | 2008/12/15 20:51 | EDIT
スノウさん、コンニチハ。
昨晩、Arteで観ました。
不思議と言うか面白いと言うか深いというか、なんか例えようのない音楽ですねー。
指揮者Muyng-Whun Chung氏凄いオーラがありますね。
ピアノもオンドの奏者もオケも、1時間20分ぶっ通しで、一生懸命演奏して、惹き付けられました。
オンドの音が・・・息子も見てて「ユーレイの音楽~」と言っていました。(言い得て妙・笑)
ワタシは、メシアンの曲では「喜びの聖霊のまなざし」しか知らないのですが、メシアンらしい響きが随所に見えました。
彼の音楽は基本的に明るいのかな。
スノウさんオススメの「異国の鳥たち」も機会があったら聴きたいです。

それからプレイエル劇場について、お調べくださってありがとう!
ピティナの読み物も興味深く拝見しました。

なるほど、ショパンがパリに来た頃、ちょうどサロン・プレイエルができて、さらにその間にサル・プレイエルのホールができ、そして後世に今のサル・プレイエルとなったのですね。

それに、新しい劇場のあり方が、貴族階級と市民階級が交われる場であった、と言うのも大変興面白いです。

歴史を知ると言うのは、やっぱり重みがありますね。

またお話し、聞かせてくださいネ。^^

Re:観ました
2008/12/16 02:30
トミ子さん、こんばんは♪

わたしも、見ましたー、見れました!
ほんと、すごく面白かったですね。
オンドってわたしはじめてききましたよ。
あれ、のだめに出てきたかしら??
ははは、ほんとにユーレイみたいですよね。

ビジュアル的にも楽しめました。
ピアノとその他の鍵盤が3台、おもしろいオーケストラ構成ですよね。

メシアンの曲、やっぱり、明るい、そう感じます?!
わたしも、すごくそう感じるんです。
ユーモアがあるっていうか、
エスプリが詰まってりうというか、
色彩が豊かという気もして。
次から次へと色々なキャラクターが出てくる感じで、
飽きなかったです。

メシアンってすごくユーモアのある人だったのかなぁなんて、想像してしまいます。

楽しめました、アルテ情報、感謝です!

異国の鳥、ぜひ機会あったら聞いてみてください、楽しいですよ♪

宗教曲はもうちょっと雰囲気が違いますね、、

あと、メシアンは歌曲も書いているんですが、
こちらはまた雰囲気がかわって、
しっとりというか、色っぽい感じがするんです。
多彩な作品を書く作曲家ですよね。

ピティナのプレイエルの記事、おもしろいですね。
ショパンの時代ってのは、産業ブルジョアが幅をきかせはじめて、
そして、貴族の名前を買ったりして、必死に上流になろうとしたブルジョアがたくさんいた時代なのかなーと想像しました、史実を確認してませんが、、

そうそう、関係ないけれど、
デリック刑事、亡くなられたんですね。
わたしは特にファンというわけでもなかったけど、、
いまごろ泣いている二世代三世代くらい上のファン達がいらっしゃることでしょう、、
ご冥福をお祈りしたいと思います。

オンド
by トミ子 | HP | 2008/12/16 03:47 | EDIT
スノウさん、何度もお邪魔します。^^

そうそう、ワタシもオンド・マルトノは初めて視聴したんですよ!
テルミンはのだめに出てきましたよね!
Wikiによると、テルミンとオンドは違う楽器ではあるけれど、同じ時代に同じ原理で作られた電子楽器とのこと。
オンドは、まだ鍵盤や導線を辿って「弾く」と言う感じがしますが、テルミンは手をかざして演奏するので、なんか宇宙やそれこそユーレイと交信してるような。(笑)

私がオンドと言う楽器のことを知ったのは、パリ音楽院で勉強しているお友達から、オンドの授業を受けているというお話を聞いたからです。
でもお話し聞いただけではどんな楽器なのか皆目分からなくて。
昨日、その謎が解けました。w
(パリ音楽院ではオンド科と言う専門学科があるそうですよ。さすがですね!)

>ビジュアル的にも楽しめました。
私もです。
カメラワークやアングルが面白かったです。
こう言う音楽のカメラワークって、その曲を知っててないと、なかなか良い映像が撮れないんじゃないかな。

うん、メシアンって明るいですよね!
ちょっと狂気がかったような意表を突く和音の響き・・・ユーモアがないとあんなハーモニー作れないんじゃないかな、と思います。w

彼は音と色彩が連動する「共感覚」の持ち主であったそうですよ。
だから音と色彩は特に密接に繋がっているのでしょうね。

いや~、メシアン、ホント天才ですよね。

蛇足ですが、ベロフ先生が夏にあったヴェルビエ音楽祭で、メシアンについて語っている短い映像があります。
フランス語なので、私はちっともわからないのですが、スノウさんなら理解されるでしょう。
URLに入れておきますので、もしご興味あれば。
(プレイリストが出てくるのでベロフ先生のところを選んでください。)



Re:オンド
2008/12/16 08:25
トミ子さん♪

こんばんは~

あっそうか、のだめに出てくるあの楽器は、テルミンでしたね!
あれも、怪しげな、、おもろいものですよねぇ、
ぜひぜひホンモノの演奏する姿、見て聞いてみたいものです。

オンドって、コンバトで専門授業をしているんですかーーひゃぁぁ、すごーーーー!
変わっていますねぇ。オンドってそれだけ曲に使われているってことなんでしょうか。。。

ところでベロフのビデオ、アドレスありがとうございます!
早速ベロフを見てきました~おお~素敵ぃ~

なるほど、メシアンの色彩のことに触れています。
音を色に結びつけることができたと。
知性と感覚両方を使って音を色彩につなげていたのじゃないかと。

またベロフは、メシアンをベー様やブラームス、シューベルト、ショパン、リストなどのピアノの重要な歴史の最後をしめくくる作曲家だと評しています。(これはスーパーピアノレッスンでも同じこと、おっしゃっていましたね)

あと、メシアンは信仰家であったこと。
(これはわたしも別のところで読みました。
パリのトリニテ教会で若いころからなくなるまでずっとオルガニストをされていたそうです。
そのトリニテ教会でもメシアン生誕100年祭のプログラムを組んでいます)

しかしただの信仰心だけでなく、芸術家として魂の探求にかかわる形而上の問題への思索もかかわっていた、そうです。

ま、それはなるほど、ですよね。

そして
ベロフは9歳のときにはじめてメシアン作品に触れたのだそうです!!
ひぇーーー
お父様が音楽監督だったそうですが、そのお父様が、ピアノの才能のある子供にとっては、メシアンがモーツァルトよりも難しくて弾けない、なんて理由はどこにもない、という考えだったとか。

ひぇーーー

まーベロフも非凡ですよね。

とにかくこうしてメシアンのスペシャリスト演奏家達のお陰で、わたしたちもメシアンの魅力ある、偉大な作品に触れる幸せが味わえること、嬉しいものですね。

いやー貴重なビデオをご紹介くださって、ありがとうございます。
これ画面が大きくてキレイで、なかなかいいですよー
ベロフ先生
by トミ子 | HP | 2008/12/18 08:45 | EDIT
スノウさん~
ベロフ先生のインタビュー内容、教えてくださってありがとうございます!
さすがスノウさん!!
そんなことを仰っていたんですね。

ベロフは9歳でメシアンっすかー。
お父さまは音楽監督でいらしたんですね。
DNAですね。
うちの息子も8歳で触れましたが「ユーレイの音楽」で一掃ですから。(爆)
でもなんの先入観もない子供だからこそ、メシアンを素直に聴けるのかもしれませんね。
大人みたいに頭で考えて「わからない、わからない」って言わないでしょうね。

メシアンが生涯教会でオルガンの即興演奏をしていた、と言うのはワタシも読んだことがあります。
それが結構名物になってたようですね。

ベロフ先生・・・ちょっとアラン・ドロンに似ていらっしゃいませんこと?(笑)
Re:ベロフ先生
2008/12/19 07:30
トミ子さん♪

おおーでも、ユウレイって感じること自体感性ありそう。
8歳でメシアンきいているって、それだけで凄い気がします。
息子くんは、普段造型アート系のようですが、
いつか音楽ともコラボレートするかもしれませんね。

アラン・ドロン??
うーーん眉毛のあたりですかね?
わたしぢつはドロンって、あんまり好きじゃないんですよ・・
ベロフ先生のほうが数倍いい男ぞ?(笑)←完全色眼鏡、えこひいきともいう
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