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大人のピアノ学習者です。 2006年1月より現在の先生に就いて基礎のやり直しを中心にレッスン受講を再開しました。
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久々のオペラ座バレエを見に行きました。
この夜はバスティーユで。
上記日記タイトルが公演のタイトルで、3人の振付家の作品が演じられ、
古典からコンテンポラリーまでを通してみるという趣旨のものでした。

舞台はまず1番最初に、デフィレから始まりました。
デフィレというのは、バレエ学校の生徒達からオペラ座のエトワール達まで総勢で舞台に出てきて挨拶するものです。
ダンサー達というのは、歩くだけでも美しいですから、そんなのがゾロゾロ後から後からでてくると、なんとも豪華絢爛、美しくて楽しめるのです。

観客お気に入りのダンサーが登場するとさらに大きな拍手と歓声が上がります。
舞台はかなり遠くとも、常連ファンの皆さんは、お気に入りのダンサーはすぐに見分けがつくようですね。
ダンサー達は全員白の衣装、チュチュ、一部の小さな男の子達が黒いタイツ姿。
最後、全員が登場し終わったあと、バァァァッと全員が舞台に集合、一斉にポーズをとるのですが、
その様子がまるで、湖を覆い尽くす沢山の白鳥たち、それに混ざって少し黒鳥たち、、という感じなのです。
このシーンは圧巻です。すばらしく美しい。ああ、これぞバレエ、という感じ。

私はこのデフィレというのは普通シーズン開幕公演(毎年9月)のときだけと思っていました。
だからこんなに途中の期間にある公演で見られるとは思っていなかったので、
素敵なサプライズでした。

さて、演目のヌレエフ作品は、「ライモンダ」という作品から抜粋で一部。
これは「古典」の振り付けです。
わたしはまだこの作品をみたことがありませんでした。
フランスの南のほうの地方の名前をとったストーリーらしいのですが、
うもれていたのをヌレエフが振り付けして有名になったらしいです。

バランシン作品は少し新しくなる。
モダン、とでもいうのでしょうか。
人間の(?)四つの気質を表現し、ダンサーの動きは合わせ鏡のように対に振り付けした作品だそうです。
なかなか綺麗な踊りでした。


そしてフォーサイス作品、これはコンテンポラリー。
これがね、とてもよかったです。おもしろく、そして見ていて気分がよかった。
音楽は前半録音?で、バイオリンのシャコンヌ。
後半はピアノソロで、コンテンポラリー、でも知らない作曲家、少しリゲティに雰囲気の似たところのある曲でした。
雨音のようなピアノの音に合わせて、ダンサーの動きが、雨の雫のようにしとしと降っているようだったり、跳ねあがったようになったり、衣装もブルーだったのでなおさらに、雨のように見える場面があって、見ているとなんだか気持ちよくなってしまった。
音楽効果でしょうかねぇ。。。

このピアニスト、ベジャール作品などのモダン・コンテンポラリーではソロを担当する専属?のようです。
オーケストラボックスの中心にピアノが設置され、ピアニストは舞台に向かって座る配置。
この大きな舞台、大勢のダンサー達に合わせてたった一人でソロを弾くピアニスト。
指揮者もいない。
これって、、ピアノのリズムが崩れたらダンサーの踊りも崩れてしまうのでは?
指揮者並みのすごいリズム感持っているんだろうな、、、、と見ていて感心してしまいました。



この日の公演、古典のヌレエフで、なんとなくコール・ド・バレエを見ていたら、すごいこと(?!)を発見してしまった!

といっても想像にすぎないのですが、、(汗)

コール・ド・バレエって、主役の後ろにずらりと並んで立っていたり大勢で一緒の踊りをバックでする人達です。
動きがないときに、じっとひとつのポーズをとっている、、と思っていたけれど、
ようくみていたら、少し上げたままになっている腕の先、手だけが微妙にゆらゆらと動いているのですよ。
微妙に水を掻くように、というのか、宙をヒラヒラ舞うように、というのか、その、「白鳥の湖」のような、羽のような動きなんですが、手がそのように、目立たない程度に、ヒラヒラ動いているんです。
それが、全員ではなく、ちらほらと、一部の人達で、しかもバラバラに。
振り付けというのではなさそうで。
で、「上げたままになっている腕を休ませる」ためではないかと思ったわけなのです。

腕を一定時間中位に(肩より下あたり)上げたまま動かずに保つって結構キツイんですよね。
だからそういう筋肉の負担とか、痺れ(シロオトじゃあるまいしそんなワケない??)とか、そういうのを逃す効果があるのではないのか?!!!と、想像したのです。

これは凄い発見!な~んて自分で思いましたが、、
全然違っていたりしてね。(笑)



この日の公演、ヌレエフの古典も綺麗ですが、フォーサイスはまた違った心地よさがある。
古典バレエは形式美を堪能できる。
何度みても飽きない、形式美を愛でることの楽しさ。
コンテンポラリーには古典のような形式美を堪能する楽しみはない(と思う)
でも、もっと自然に、自由に、人間の奥深いところや自然などの現象を表現できるように思うので、だから心地よいのかもしれません。
メディテーションできるというか。

そんなことを思った公演でした。

↓は、フォーサイス作品のダンサー達、舞台おわり、レベランスの様子です。


P1020481.JPG



























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